ライティングと、ジェーン・スーさんと。

タイトルでピンときたあなた、ラジオの友は真の友。

 

いきなり余談から入りました。

 

webライティングと一口に言っても、いろいろな種類があります。

 

まだ学び始めの目線なのですが、

 

SEOのためのwebライティング→特定のワードを不自然さがないように記載し、読みやすいようにする。無機質に淡々と書く

 

商品・サービスを買っていただくためのライティング→商品・サービスの良さをこれでもかと示し、感情的に購買意欲を煽る。(ただし、煽りと現実が乖離している場合、購買者の怒りを呼ぶ)

 

(ほどよい)親近感を呼ぶライティング→読む人に親近感を与え、この文章、わかるわぁと軽めに感情移入して読んでもらう

 

仮想的を作るライティング→あなたがうまくいかないのは、○○のせいだと、仮想敵を作る。

そして、それに対する対策として、商品・サービスを提示する

 

他にもいろいろ手法はありますが、煽りや敵を作るライティングは、購買意欲を起こしやすい反面、依存性のある顧客(=買えばなんとかしてもらえると思う顧客)やリテラシーの低い顧客、攻撃的な顧客を呼び寄せてしまう恐れがあります。

(情報商材とか、その典型例ですよね・・・)

 

もちろんビジネスである以上、売上や集客につながる文章が書けるのが当然の理想です。

 

しかし、一番書きたいのはほどよい親近感を呼ぶ文章。

 

私は男性ですが、ラジオパーソナリティのジェーン・スーさん(Jane Doe=女性の匿名希望の人とかけたペンネームに、彼女の知性を感じます)の文章は、時代の空気にもマッチした、ゆるやかな親しみやすさと「あるよね」感。

 

この絶妙さ、いいなと思うのです。

 

 

「読者に共感してもらおう」と意識するのではなく、私が普段感じていることをできるだけ正直に書くようにしています。

 

「この世代の代表」というつもりはまるでないですし、あまりそういうのを背負いたくないなとも思っています。共感してもらえるのは嬉しいんですが、そこから祭り上げられていくのは望んでいないというか。

私は、読者と会話しているつもりで書いているので、「私が言ったことが正解」みたいになってしまうのは違うと思うんですよね。読んでいる人が思考停止になってしまうのは本望ではなく、「私はどうだろう?」と考えてもらえたら嬉しいです。

なので、私の考えが正しいのではなく、「こういう考えの人もいるんだな」ぐらいで受け止めてもらえたら。

 

このように、共感を強いるのではなく、代弁者として祭り上げられるのではなく、カフェなりどこかで「そうだよねー」といいあえる、ほどよい親近感。

 

そして、この部分もグサリときます。

 

誰だって完璧な自分でいたいと思う気持ちはありますよね。その根底には、人から好かれたい、愛されたいという思いもあって、それぞれなりたい自分を目指しているはずなんです。

でも、「ここを突っ込まれるかも」と思うことに最初から回答を用意しているような、いろいろなことに予防線を張っている人って、あんまり好かれないと思うんですよ。仕事ができて見た目もステキな人でも、スキがあまりにもないと、こっちが息苦しくなってきてしまうし、これ以上踏み込んでいこうという気持ちになれなかったりする。

 

おいまさに俺じゃん!

 

といいたくなります。

 

ともかく予防線をはる、突っ込まれたくない、詰められたくない。

 

逆に、素の自分でいようとしても、どこかでよい子であろうとする自分であってしまう。

 

もちろん、大人として保つべき一線はあるわけですが、ほどよい隙も一方で必要。

(リアルの私は隙だらけですが)

 

業務として受託するwebライティングでは、ゴリゴリに硬い文章を書いておりますが、こういうブログやtwitterでは、ほどよい息抜きをしていこうと思います。

 

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