ほとんどの人は、私も含め、家族・仕事などで様々なタスクをこなしています。
そんな中、自分のことに向き合う時間をつくるというのは、なかなか一筋縄ではいかないでしょう。
私の場合、フリーランスですので、仕事の合間に5分なり10分なり、いろいろなことを考えたりします。
ですが、頭の中だけで考えていると、案外堂々巡りとなってしまいます。
なので、
- 今の課題は何か?
- ストレスは何か?
- 将来の方向性は?
- 過去をきちんと消化し、現在に向き合えているか?
など、さまざまな考えていることを、A4用紙や手帳に書き出します。
また、時に、「ブレインダンプ」と呼ばれる、頭の中の思考を全て紙かPCに書き出すこともします。
「紙に書く」という思考の外部化で、不思議と頭がすっきりしたり、現在の課題に対してヒントが浮かんでくることもあります。
いずれにせよ、紙に書き出すという行為は、自分の考え事を整理し、消化する上で非常に有用です。
人間は、1日に6万回物事を考えるという記事もあります。
https://www.tfm.co.jp/city/mirainocity/mirai20150907.html
それくらい、私たちの頭の中では、様々な思考が飛び交っているのです。
上記のサイトでは、
”発行部数100万部を超える「思考の整理学」という本を書いた言語学者の外山 滋比古さんによると、「頭をよく働かせるには”忘れる”ことがきわめて大切である」と言っています。
忘却力を鍛えるのはカンタン。それはあらゆることを「メモすること」。メモをしたらむしろ記憶してしまうイメージでしょ?でも逆なんだそうです。
メモをし、書き留めることによって脳は「ここに書いたからもう記憶しなくていいんだ」と安心します。すると、忘れることが出来るようになるのです。
パソコンで言えば、メモリ(頭)にあるものをハードディスク(紙)に書き写して、専有されたその部分を解放する、といった具合。”
とあります。
つまり、物事を書くことは、忘れるための手法でもあるのですね。
人間、仕事や普段の生活で、いろいろな考えが飛び交いがちですし、頭の中が整理しにくくなることもあるかもしれません。
そういうとき、「紙に書く」という外部化の手法(もちろん、人に話すというのも)が、一つの整理の手助けになると思います。
ぜひ、試してみてください。
そして、現在読んでいる前田裕二氏の「メモの魔力」という書籍も、非常に面白いのでおすすめです。
もし機会があれば紹介したいと思います。
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