まず一テーマ目は、読者の方も多い、デールカーネギーの「道は開ける」をテーマにお話ししてみたいと思います。
この書籍の中で非常に示唆に富む部分はたくさんあるのですが、とても大事な考えが、「今日一日の区切りで生きる」ということです。
私もですが、多くの人は過去に「ああすればよかった」とか、思い出したくない過去のフラッシュバック、また、受験や就職でもっと頑張っておけば・・など過去への後悔、また未来に対する心配、なにかが起こらないかということに意識を前に向けがちです。
ただ、過去や未来に必要以上にとらわれると、ストレスは相当大きなものになってくる可能性があります。
「こぼれたミルクを悔やむな」という言葉や、デールカーネギーの書籍でも出てくる、「おがくずを挽こうとするな」という言葉のように、終わった過去、過ぎ去った過去は変えられません。
だからこそ、今日一日の区切りで生きる、という考え方が重要となってくるのです。
今日は今日、明日は明日、過去は過ぎ去ったこと。
このように頭を切り替えて、今日一日を一生懸命、時に楽しみながら生きる。
こういう気持ちは大切だと思います。
一方で、今日だけをみて享楽的に生きるということはよくありません。
未来の起こるかどうかわからないことを心配し、やたらと不安がってはいけない(もちろん、人間なので、誰しも不安な気持ちがおこることはあるでしょうが、「いや、まてよ」と立ち止まって、「今日一日の区切りで生きる」を思い出す)
経営者でも家庭でも、未来のことを、ただ不安がるのではなく、状況に応じ、客観的に備え、必要があればリスクに備えるということは行っておくべきです。
また、書籍の中にある、”忙しくして、不安の黒雲を追い払う・くよくよと思い悩む自分を追い払うには、とにかく向上することが最上の手段の一つとなる”という考え方はとても大事だと思います。
人間、時間の空間ができるとあれこれと思いを巡らせたり、時には悩んだりします。
一方、なにかの仕事、家事などに集中していると、そちらに意識が行くため、何もしないでいるよりも、悩みに時間をかけることが少なくなります。
1人ブラック企業になってはいけませんが、無理のない範囲で、何か仕事や考えを書き出すこと、家のことなど、作業に集中してみるのも、一つの悩みに対する対処法になるかと思います。
ともかく、余計なことを考えるより、動く、そちらが建設的です。
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